一事が万事

小田原北条氏

豊臣秀吉さんが、

大名同士の争いを禁じたにもかかわらず、

北条家の家臣が真田家の名胡桃城を、

奪い取ったことをきっかけにして始まった、

小田原征伐。

当時、北条家の当主は五代目の氏直さんで、

実権を握っているのは、

その父である四代目の氏政さんでしたが、

秀吉さんプロデュースの、

後陽成天皇の聚楽第行幸では、

各国の領主が使者を派遣するなか、

北条家はシカト。

またその後も、家康さんを通じて、

氏直さんや、氏政さんに、

上洛せんかい。と促したりしたようですが、

一向に動かなかった北条さん。

こうなってみると、名胡桃城の件は、

秀吉さんに小田原を攻めるいい口実を、

与えてしまったことになりますが、

この小田原征伐によって、

秀吉さんは天下を統一し、

北条氏は歴史の表舞台から、

姿を消してしまうことになります。

氏康さんと氏政さん

まあ、そんな氏政さん。

お父さんは「天下無双の覇王」と称された、

三代目の北条氏康さんですが、

そんな、氏康さんと氏政さんが

ご飯を食べているときのエピソードです。

氏政さん、茶碗のご飯に、

汁をかけ食べていましたが、

一度かけただけでは汁が足りなかったようで、

もう一度、汁をかけ食べていました。

それを見ていた氏康さん、

汁をどれぐらいかければ、

足りるのかもわからんような者では、

北条家の先が思いやられる。

と、嘆いたとか。

ま、拙者の場合、ご飯はこぼす、汁はこぼす、

頬に飯粒をつける、食事に文句をつける、

という感じで、

先のことより、今をなんとかしろ。

という者ですので、誰のことでも、

とやかく言える立場ではありません。

(もう、介護してもらいなさい)

そういう意味では、

そもそも、氏康さんの目線の先にも、

入らないような者ですねー。

(ま、そういうこと)

己を磨けば磨くほど、人には見えない景色が、

見えるようになってくるものですが、

さすが、天下無双の覇王といわれた氏康さん、

凡人には見えない見えない景色が、

見えていたのでしょう。

ようするに、何気ない仕草ひとつで、

いろんなものが透けて見えるわけですね-。

まあ、そうなると、

息子を見る目も厳しくなるものですが、

その逆に、氏政さんは、

己の行動を、そんな感じで見られているとは、

思ってもいなかったのかもしれません。

たかがご飯の食べ方で・・・。

と、考えてしまいそうですが、

練習でできないことは、本番でできない。

と、同じことで、

人は普段以上のことはできないものですから、

何気ない普段の行動を見ていれば、

危急の時にどうなるかは察しがつくわけです。

ようするに、一事が万事ということです。

尾張の大うつけ

尾張の大うつけといわれた信長さんは、

元来の気性もあったのでしょうが、

まわりを油断させるためとか、

人物を観察するために、

あえて、うつけを演じたところもあるようで、

のちに越前の国主となり、

織田家の筆頭家老になる、柴田勝家さんは、

信長さんはちょっとねえ・・・。

ということで、はじめは弟の信行さんにつき、

信長さんに謀反を起こしましたが、

その後、信長さんに臣従したし、

また、義理の父、斉藤道三さんも、

はじめは信長さんを、

からかってやろうと思っていたのに、

聖徳寺で信長さんと会見した後には、

「うちの息子は織田の軍門に降る」

と、言ったそうですから、

できないのではなく、やらなかった。

という感じではないでしょうかー。

つまり、能ある鷹は爪を隠す。

ということであり、

本当は、やろうと思えば、

できるということですから、

まあ、ようするに、

おーYDK おーYDK

やればできる子 YDKー♪

という感じですねー。

(それは明光義塾さんのCM)

一事が万事

まあ、そんな感じで考えてみると、

表面的に現れた情報だけを見て、

簡単に、一事が万事とは言えませんが、

きちんと評価できる人は、

一事で判断し、評価ができるものです。

実際に、斉藤道三さんの言葉も、

北条氏康さんの言葉も、

現実のものとなりました。

なにせ当時は、

命のやり取りを、日常的にしている乱世です。

そういう世の中では、

ひとつの判断や行動が及ぼす影響は、

現代の比ではないわけですねー。

つまり、たかが、ご飯の食べ方。

されど、ごはんの食べ方。というわけです。

現代の感覚だと、少し厳しい感じがしても、

当時は戦国の世であり、

家臣とその家族の命を預かる立場からすると、

厳しいことではないということですが、

平常時に己を整えることが大事であり、

平常時に己を整えることができるから、

いざという時でも、心を乱されず、

落ち着いた対処ができるということですねー。

言ってみれば、

わかる・はなす・身ぃーにつく♪

という感じです。

(それは内村選手のCM)

ま、拙者、このようにいろいろと、

書いてはきましたが・・・、

何事も「一事が万事」だと考えてみると、

なんだか人前に出るのが怖くなりました。

(えー?今さらー?)

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