成功と幸せ

ピアソール博士は、二十年ほど前から仕事で

大きな成功をおさめた人たちを対象に、

彼らの仕事や人生への取り組み方について

調査をしています。

そして非常に重要なことを発見しました。

それは、彼らがほとんど例外なく

「成功中毒」に陥っていたということです。

成功中毒という言葉は

博士が考えたものですが、英語では

「トキシック・サクセス・シンドローム」

といいます。

シンドロームとは症候群という意味で、

大成功への中毒症状を

呈しているというわけです。

その症状とは、仕事や人生に対して

誤った思いこみをもっている、

何が何でも成功しなくてはならない、

どうしても「良い人生」を

実現しなければならないという

焦燥感がある、

しかし忙しさのあまり

幸せを追求する暇とてなく、

世間から浴びせられる輝かしい脚光の中で

自分の幸福がすり切れていくような

心境に陥っている、というものです。

喰代栄一さん著

ポジティブ思考ではなぜ成功できないのか?

成功という言葉

文章の初めに、

「仕事で大きな成功」とあります。

この、よく聞く「成功」という言葉は、

一般的な解釈としては、経済的な成功のこと。

もしくは、経済的豊かさが付随する、

名声や結果のことじゃないかと思います。

簡単に言うと、

「お金持ってるー」「いい服着てるー」

「いい車乗ってルー」「テレビに出てルー」

みたいな、見てわかりやすい感じの人が、

成功者という印象。

ようするに、トゥギャザーしようぜ!

という感じですねー。

(なにがだよ)

例えが、ちとアレかもしれませんが、

心を穏やかに整えるという求道をして、

その結果、己の心を整えることができた。

いわゆる、ジェントルなハートに成功し、

(穏やかな心でいいじゃねーか)

穏やかな日々を手にすることができた人は、

言ってみれば、結果を手にした。

いわゆる、リザルトをハンドにした。

わけですから、成功した人なのですが、

こういう方は、成功者という印象が

あまりないものですねー。

(うん。ルー語の印象しかねえな)

成功と幸せ

忙しさのあまり幸せを追求する暇とてなく

と、文中にありますが、

この文章を考察してみると、

「成功と幸せは同じものではない」

という事実が、浮かんできます。

まあ、ようするに、

サクセスとハピネスはセイムではない。

ということです。

先ほど、例に出した、

心を穏やかに整えるという求道をして、

穏やかな日々を手にすることができた人は、

成功し、幸せだと思いますが、

こういう人とは違うわけですねー。

サクセスとハピネスはセイムではない。

という人たちのことを、

「成功中毒」の人と呼ぶようですが、

まあ、ルー語の場合だと、

サクセス中毒でいいでしょう。

(なにがだよ)

成功しても、幸せになれないのなら、

成功、成功と頑張らないだろー。

と思いますが、

世に多くの、経済的成功を目指す本や、

哲学やセミナーがあるということは、

経済的成功で幸せになれると、

思っている人がいる。ということです。

幸せを求めて

せっかく、幸せを求めて頑張っても、

幸せになれないというのは、

ちょっと残念な話です。

文章の中にもありますが、

仕事や人生に誤った思いこみを持ち、

とにかく成功して、良い人生を実現せねば!

と、焦燥感を持ちながら頑張ったが、

そこに幸せは無かった。となると、

まあ、寝耳にウォーターであり、

オープンしたマウスが塞がらない。

という感じです。

世間が考えている幸せとは、

「お金持ってるー」「いい服着てるー」

「いい車乗ってルー」「テレビに出てルー」

という感じですが、

結局「世間が考えている幸せ」と、

「自分の幸せ」にズレがあることが、

サクセス中毒を起こす原因です。

己と向き合い、己を貫き、

その結果、人の役に立つことができ、

経済的にも豊かになり、名声も手にした。

という順番ではなく、

経済的豊かさや名声が第一、

という、サクセス中毒になってしまうと、

一寸先はダークになってしまいますから、

己としっかり向き合い、

世間のことは、ほどほどにしとかないと、

もう、いい加減にホワイト!

という感じになるわけです。

(いい加減にしろ、だろ!)