人生がつらいのは仕方ないかもしれないけど・・・

人間というものは、

第一、

生まれてくる条件を何ひとつ選択できない。

第二に、

生まれて生きてゆく最終目標、

終着駅を選択できない。

敷かれたレールの上を走っていかざるを得ない。

第三に

乗車期間が限られている。

この三つのことをまざまざと

目に見えるように感じたとき、

人間というものは無意識の暗い想いに

駆られるのではないかというふうに考えます。

そして、実はそのことを

人間はよく意識すべきだというのが、

今のぼくの考え方なんです。

晩年になって、朱夏の季節が終わり、

白秋の季節になってはじめてそれを意識する。

これではとても遅いんです。

生きるヒント 五木寛之さん著

選択できるのか?できないのか?

文中にもあるように、

人生というものは、

つい暗い方向に気持ちが向いてしまう

というようなものかもしれませんねー。

ひとーつ。人の世の生き血をすすり、

みたいな物騒な言葉は書いてませんが、

第一に、生まれてくる条件を

何ひとつ選択できない。と考えると

出たとこ勝負ですから、

そりゃあもう、なかなか大変です。

何事もそうでしょうが、

すんなりいくことより、ハラハラドキドキの方が

「面白かったー」という比率が高いのものです。

(当社比)

いい映画ほど、これでもか、これでもかと

主人公に試練を与えます。

最初からすべてうまくいって、

「よかったねー♡」みたいな映画、

誰が見るんですか?って話ですが、

まあ、それだからこそ、

人生を歩く楽しみがあるわけです。

ただ、

「人生は全て自分で決めて生まれてくるんだぜ。」

という考え方の人もいますし、

「それ、違いますよ。」と、

反証することもできないので、

何ひとつ選択できない。と、

言い切ってしまうのは、

悩ましいことかもしれませんが、

まあ、どうなんですかねー。

人間とは易きに向かってしまうものですから、

生まれる前に人生が選択できるのであれば、

「幸せな人生、お願いしまーす。」

と、選択するでしょうし、

いよいよ死ぬ時には、100%の人が

「計画通りで、最高だったっす!」と

旅立てるのではないでしょうか?

全てが選択できるなら、

苦労や試練があり、

そのときは不幸だったとしても、

それは魂を成長させるために、

自分が選択したものだ。ということであり、

死ぬ時には計画通りに、

成長できているのですから、

苦労や試練は報われていて、

やはり「ありがとう。」だと思うのです。

終着駅は決まっている?

ふたーつ。ふらちな悪行三昧。

とも書いていませんが、

第二に、人生の最終目標を選択できない。

ということも、

「人生は全て自分で決めて生まれてくるんだぜ。」

という考え方でいくと、

「できるじゃん」になります。

そうなると話は

おしまいになってしまいますので、

なんとももどかしいものですが、

本当のところはどうなんですかねえー。

まあ、いずれにしても、

敷かれたレールの上を歩くことは

同じことのようですが、

自らが決めて歩くことと、

全く分からず歩くことは、内容が違います。

ただ歩くということだけを考えれば、

コースが決まっている方が、

安心だし、いいものでしょうが、

どう歩いていくか?という道を追求する

「歩き方道」であれば、

コースが決まっていると面白くない。

そういう「歩き方道」が、

性に合いそうな人たちに、

終着駅が決まっていない旅だからこそ

実は面白かった。という人生になるよう、

早く気づいて生きていきなよ。と

五木さんは言っているのかもしれませんねー。

生きるための努力

みっつ。

醜い浮世の鬼を、退治てくれよう桃太郎ー

とも、書いていませんが、

第三の乗車期間が限られている。

というところについては、

誰しも同意するところですね。

寝ているだけでは生きていけない。

ようするに、生きるための努力を、

続けていかなければ、

人間は死んでしまうものですが、

その一方で、そのように努力をしても、

明日には死んでしまうかもしれないわけです。

そのように考えてみると、

せつないものであり、儚いものですが、

そんな人間ですから、

楽しいものを見たくなったり、

美しいものを見たくなったり、

また逆に、

醜いモノを退治したくなったり、

醜いモノを退治してくれる高橋秀樹さんを

応援したくなるのも、理解できますよねえ。

(退治するのは、桃太郎侍)

わかりましたよー、

高橋秀樹さんがダメなら、

娘の真麻さんを応援しますう・・・。

ではなく、

快楽ばかりに目を向けていて、

ある日突然、死がやってきたら・・・

それでは遅いでしょ。

ようするに、後悔してしまうでしょ。

ということですから

面白きこともなき世を面白くー。と、

高杉晋作も詩に詠んだように、

人生を面白くするために、

早めにそれに取りかかったほうがいいよ。

ということになるわけです。

面白きこともなき世を面白くー。

の、後には、

住みなすものは心なりけりー。

と、続いていきますが、

心ひとつで面白くもなり、

つらくもなるのが人生ですから、

人生を面白くするために、

感謝や満足を知り、

後悔しない人生を整えていくよう心がける。

ということではないでしょうかねー。