腹黒い人、計算高い人への対処法

ふだん、節義のある武士だと思われていても、

その実態は違う人もいます。

才智(才能や知恵)があり、

人並み以上の勇気もあって、

自分の役儀(役職)に精を出し、

同僚の役儀であっても、

その同僚が苦労していると見れば

それを引き受けて行う人がいます。

それだけ見れば大した武士ですが、

その行動が、自分の「名利」のためだとすれば

どうでしょうか。

役儀に精を出し、同僚の分までやることは、

自分の名をあげ、出世という利を取るために

している場合もあるのです。

こういう武士は、

一見たのもしい人柄に見えますが、

もともとは主君におもねる「佞人」ですから、

「一筋に義理を守る心」がなく、

大事に臨んでは必ず時の模様を見合わせ、

自分の得になるようなら立場を選びます。

室鳩巣は、こういう武士には

「真実の志」がないといいます。

一命を捨て、ここぞというときの用に立とう

などとはまったく思っていません。

こういう人は、

「大いに政教(政治と教化)の妨げ」になる、

といいます。

武士道のことがよくわかる本 山本博文さん著

武士の話ですが

この文章の主語は「武士」ですので、

一見、現代に生きるあっしたちには

関係がない話のように感じますがー、

役儀を仕事に変えて読んだり、

武士を人に変えて読んでみれば、

今、どこにでもあるような話になる。

とは、思いませんか?

自分の名利のため

名利とは私欲と考えてもいいでしょう。

はたから見ていると、立派な行動に見えても、

心の中は私欲と計算であった。

という人がいるということです。

欲を満たすために、計算して行動している人が

「頼もしい人」に見えてしまうと、

自ら災難を招くようなことになり、

いらない苦労を、抱えてしまいますねー。

ですので、

そういった方は早急に眼医者さんに・・・

はい、違いますね。

佞人とは

佞人とは、心がよこしま(正しくない)人

というような意味ですが、

「欲を満たせるならやるよ。」

みたいな人は、ただの欲の塊で、

欲が行動の基準であるわけですから、

そんなの動物にでもできるじゃん。という

まさに拙者のような・・・動物みたいですね。涙

文章は、さらにこう続いています。

また、生まれつき軟弱で、才能もなく、

礼法も知らず、正しい言行を嫌い、

酒宴や遊興に日々を送る武士もいました。

こういう武士は、

最初からたのもしい人柄に見えないので、

佞人にくらべれば罪は軽いのですが、

やはり「政教」を破る者です。

例えば、まわりから見て、

誰もが「あいつは横着者の遊び人!」

というような人より、

行動は立派でたのもしく見せているけど、

すべて計算ずくで、

己の利のためにやってるようなヤツぁ、

罪が重いに決まってんだろ!

少し後半、

テンションが上がってしまいましたが、

このような考え方は、いいですねえー。

お金、名声、生活のためとか、

それこそ「本を書きたい」などという

わけのわからない欲望のために、

「みんなのためよ♡」と言いながら、

いろんなことやってるヤツがいますが、

天はきちんと見ておるものだし、

おてんとう様もしっかりと見ているものです。

一段下を見ようとする

こういう心の弱いヤツは、

ろくでもねーなーと思いますが、

あっしも同じで、人間というものは、

元来、弱くできているものです。

ですので、同情はするし、

己も同じだと戒めたりもするのですが、

「あなたを幸せにしたい♡」と言う、

己の欲望に支配されている小人に、

みなさんは、ダマされてもいけねえし、

また、そんなのに、

ころっとダマされてしまうような、

眼力が無い人間ではいけねえと、

あっしは思うのです。

ですから、今見えているとこから、

さらにその一段下を見ようとすること。

ようするに、言葉やしぐさ、表情や行動など

目に見えるものを見たあとで、

例えば

「なぜ、あの時○○な顔をしたのか?」と、

その「動機」に目を向けてみようとすること。

これが、腹の黒い人間に対する、

対処法の第一歩じゃないですかねー。