欲望だけに生きる人

私はもともと世間的な事には疎いほうで、

あまり気にして見てはいないんですが、

その私ですら、世の中かなり

変になってるんじゃないかという気がします。

こんな私ですら、

これはいよいよ人間が崩れてきているな

というのがわかります。

その崩れ方が加速していて、

それもすごいなという感じがします。

しかも、崩れてきていることに

多くの人が気がついてないのではないか

という気がして、

それがまた一段と怖い感じもします。

なにより皆さんも顕著に感じていると思いますが、

今年は拝金主義、拝金教というのが

前面に出てきた年だったという気がします。

「人生はお金だ」と言って

まったく迷いがないというのは、

すごいことですね。

そういうものの感じ方に、

あらためて驚く感じがあります。

勝ち負けがお金を基準にして決まるらしい。

つまりお金を持つことが勝ちだ

ということになって、

人がそれを疑っていない。

ゆえに、小さな子供までがお金が欲しい、

金儲けをしたいと言う。

子供が夢ではなくて欲望を語る時代というのは、

おそらくなかったでしょう。

池田晶子さん著 人生のほんとう

人生は欲望だ

池田さんがこれを書かれたのは

2004年~2005年のようですが

10年以上たった今、その子供たちは社会にいて、

「人生は欲望だ」と教えた大人たちも、

まだ社会にいます。

動物はほとんどが欲望に忠実に生きますから、

「動物とは欲望だ」で

問題はないかもしれませんが、

人生は間違いなく欲望だけではありません。

子供が夢ではなくて欲望を語る時代

「子供が夢ではなくて欲望を語る時代」とは、

かなりおかしい気がします。

そして、人間が崩れてきていることに

多くの人が気がつかず

それがまた一段と怖いというのも、

納得するご意見です。

欲望を求めていく生き方を続けていくには

精神をすり減らし、

感情を捨てなければなりません。

心を感じてみると、

冷凍庫のような心の人がいますが、

欲望が第一であり、

その他のものはその次になるわけですから、

欲望を求める生き方を積み重ねていけば、

人間らしさはではなく機械的になり、

必然的に氷のような心を持った人が

増えてきます。

そのように考えると、

心を氷に変えることができなかった人が

病気になっていくのは、頷ける話です。

人間は動物とはちがう

拝金主義になじめず、病気になった人が、

人間として生きようとしていることは、

間違いのない事実であり、

お金や物ではなく、心を見ようとしているのは、

まぎれもない事実です。

ですが、多くは欲望を求めて生きる人が多く、

多勢に無勢であり、それは孤独な戦いです。

それゆえにこそ、

病気になど負けて欲しくないと思うわけです。

欲望に忠実に生きている、

外見だけは人間の言葉など、

まともに受け取って病気になる必要はないと、

声を大にして言いたいわけです。