心の中にある庭

あなたの心は庭のようなものです。

庭は耕されることもあれば、

野放しにされることもありますが、

そこからは必ず何かが生えてきます。

ただし、野放しにされた庭から生えてくるのは、

何の役にも立たない雑草だけです。

あなたがもし良い人生を生きたいのなら、

庭造りの名人が雑草を取り除き、

その後にきれいな草花の種を蒔くように、

自分の心の庭から悪い考えを取り除き、

そこに良い考えを植えつけなくてはなりません。

この作業を続けることで、あなたは、

自分が心の中で巡らし続けている考えと、

自分の人生との関係を、

日を追うごとに、

より明確に理解していくことになります。

あなたが繰り返し考えることは、

たとえその内容が良いものでも、

悪いものでも、

いつか必ず表に現れてきます。

このことを知ることは、

人生の真理を知ることです。

きっと!すべてがうまくいく ジェームズ・アレン著 坂本貢一さん訳

心の庭

みなさんの心の庭は野放しでしょうか。

それとも庭師さんに手入れの指導を仰いだり、

それとも、ご自身が自ら、

手入れをなさっている庭でしょうか。

きれいな草花の種を蒔く庭師さんなら

いつか心の庭にきれいな花畑が広がり、

穏やかな人生を得ることができるでしょうが

快楽を求める樹の種を持ち、

その種を人の心の庭に蒔くことが好きな、

庭師さんに仕事を頼んだり、

アドバイスを頼んでしまうと、

みなさんの心の庭は、

大変なことになってしまうかもしれません。

蒔く種と育つ樹

みなさんの心の庭に、

お金を求める樹の種を蒔くと、

すくすくと育ったお金を求める樹は、

大きく生い茂り、

お金が欲しいという実をつけます。

快楽を求める樹の種を蒔くと、

すくすくと育った快楽を求める樹は、

大きく生い茂り、

やがて、欲望を満たしたいという実をつけます。

そして、自分の心の庭に育った

お金を求める樹と、快楽を求める樹は、

まわりにいる人の心の庭にあるお金の樹と

自分の心の庭にあるお金の樹と、

まわりにいる人の心の庭にある快楽の樹と

自分の心の庭にある快楽の樹を、

「あの人のお金の実が、うちのより美味しそう」

「あの人の欲望の実が、うちのより立派」

と、比べ始めます。

育った樹がやがて庭に

そうなるとやがて、

みなさんの心の庭には、

比べる樹、不満の樹、自己否定の樹、

欲望を競いあう樹、嫉妬の樹、怒りの樹、

他人をジャッジし見下す樹が、自然と育ち、

心の中の庭がどんどん広がっていきます。

最初は、きれいな草花の種を

蒔いたこともあったし、

きれいな草花が、

咲いていたこともありましたが、

比べる樹、不満の樹、自己否定の樹、

欲望を競いあう樹、嫉妬の樹、怒りの樹、

他人をジャッジし見下す樹などは、

水をどれだけあげても、

すぐに渇いてしまってキリがなく、

次から次へと、水を求めるので

きれいな草花たちに水が回らなくなり

きれいな草花たちは、

とうとう枯れ果ててしまいました。

今ではもう、庭ではなくなり、

誰かと比べ、不満を持つような、

常に渇いた森へと変わり、

樹も大きく育ち過ぎ、

太陽の光も遮るようになってしまいました。

お金や快楽の樹は、最低限必要なだけ育て、

感謝の樹、知足の樹、自由自在の樹、

智慧の樹、慈悲の樹などの種を蒔き、

その樹を、

大きく育てていけばいいと思うのですが、

今のみなさんの心の中の庭は、

どんな庭になっていますか?