チャンスを明日に延ばさない。

チャンスを明日に延ばさないというお話をしてみたいと思います。

チャンスというものは、

一日に三回ぐらいは訪れるのではないかと思うんです。

そのチャンスに気付かずに、

どうして私は運が向いていないんだろうとか、

そんな消極的な姿勢で

自分の自分の人生をつらいものに思っている方も

いらっしゃるんじゃないでしょうか。

チャンスを明日に延ばさない。

やはり、今ご挨拶をしなければならない、

今お会いをしておかなければならない、

今ちゃんとお話を申し上げなければならない。

そういうチャンスを、明日に延ばしてはいけないので、

そのときにちゃんとご挨拶ができ、

お仕事ができるということが、

チャンスが生きるということだと思うんであります。

やるなら決めよ 決めたら迷うな 石川洋さん著

ある雨の日の出来事

先日、ある小雨が降る日に、

傘をささずに信号待ちをしていましたら、

傘をさして、隣で信号待ちをしていた、

50代ぐらいの男性から

「信号が変わるまでいかがですか?」と

声をかけていただいたので、

「ありがとうございます」と、

少しの間、中に入れていただきました。

目的地が信号を渡って

すぐ目の前にある建物でしたので、

傘をささずにいたのですが、

そのような横着なわたしに、

お気づかいいただいたかと思うと、

非常に申し訳なくなりました。

チャンスに気づく

信号が変わり、

「ありがとうございました」

と頭を下げて、走って信号を渡りました。

お気づかいいただいて、申し訳なかったな。

お気づかいが嬉しいな。

声をかけていただくときは、ためらいはなかったのかな。

などと、後からいろんなことを考えました。

ですが、後から一番思ったことは、

「ありがとうございました」という、

一言で済ますのではなく

もう少しきちんと感謝の気持ちを

伝えるべきだったということです。

もう何ヶ月も前の話なのですが、

わたしは今でもこのことをはっきり覚えています。

それはどういうことかと言うと、

思い出すたびに、「人間は素晴らしい」という希望や、

優しさに対する感謝を感じることができ、

また同時に、

「わたしには、同じことができるか?」という

問いかけになっているということです。

そう考えてみると

他人に優しい背中を見せることができる人は

ただ優しさを手渡すだけではなく、

「世の中捨てたもんじゃない」という希望や

「わたしも誰かに、そのような優しさを渡していければ」

という気持ちも、一緒に手渡すことができるわけです。

チャンスを明日に延ばさない

その方が、優しさだけではなく、

希望や優しさを誰かに送っていく心も、

一緒に手渡してくれたことに、

愚かなわたしは、

その瞬間には気が付くことができませんでした。

ですので、優しさに対する感謝しか伝えることができず、

感謝を伝えるチャンスを、生かすことができませんでしたが、

もうそのチャンスは2度ときません。

ですが、わたしに手渡してくれた心の灯りは

わたしの中にきちんと残っていますので、

少なくとも、その灯りを誰かに手渡すチャンスは

きちんと生かしていけるよう、精進していきたいと思います。