人の行動を、よう見なあかんで。

人を観察したらオモロイで。

行動には何でも理由があるんや。

書き下し文

子曰く、其の以す所を視、其の由る所を視、

其の安んずる所を察すれば、人焉んぞ捜さんや。

心に沁みる関西弁訳

先生は言わはった。

「人のやってることを目ん玉ひん剥いてよう見なあかんで。なんで相手がそんなことしたんか考えや。ほんでから相手が何に満足しとるかもよう観察するんや。人っちゅうんは自分の本当の姿を隠すことなんかでけへんもんなんや。」

関西弁超訳 論語

超訳・解説八田真太さん著

人は考えていることを隠すことができない

人間は口では何とでも言えても、

行動は絶対に嘘をつけないものです・・・。

などと書くと

「怖いなー」なんて思ってしまいますが、

人間は口では辻褄を合わせることができても、

行動まで合わせることは難しいものです。

でなければ、嘘ついた人が、

大手を振って生きるような世の中になってしまいます。

行動をよく観察していると、

「何か、おかしいよね」「矛盾しているよね」

という行動が見えてくることがありますが、

その行動を掘り下げていくと、

「なるほどー」という事実が隠れていたりするものです。

真実はいつもひとつ

例えば、それは本心なのか、それともお世辞なのか、

その場を取り繕うための言葉かなど、

相手の気持ちをはかるには、言葉だけではなく、

その人の行動を観察することが方法のひとつです。

「あー、せっかく○○してあげたのに損した」

→○○という行動の目的はその人のためではなく、自分の利益のためだったんだ。

「あー、たくさんの人に評価されてよかった」

→人の評価を求めたり、そこが満足するポイントなんだ。

というような感じで、

トイレに行きたい!と思いながら、本屋で立ち読みする人はいないように、

言葉と取った行動が同じであるのが本来です。

本音と建て前

これ以外にも、例えば、

行動と言葉が同じ人であれば、

その人は正直な人だということがわかりますが、

確かに正直な人だけど、利己的に正直(自己中)な人だとか、

逆に、正直な人だし、かつ思いやりのある人だなとか、

言葉と行動が違う人だから、嘘つきな人だなとか、

言葉は思いやりを持っていることを言うけど、

いつも自己中心的な行動をする、嘘つきで、権謀術数を使う

人をはめることをするような人。

などと観察するだけでも、

その人の「人となり」が、だいたいわかってしまうものです。

いずれにしても、豊かな人生を実現している人は

貧しい場所と豊かな場所から、出来事を見ることができますので、

まだ豊かな人生を実現できていない人が

何処にいて、何を考えているかぐらいは、

見透かされてしまうものですが、

わからないだろうと思っているのは、その本人さんと、

その人に相応しい人たちだけということにならないよう、

わたしも精進していこうと思います。