許せないということが 、ほとんどなくなりました。

あの苦しみは

多くのことを教えてくれました。

何よりも私に優しい心が育まれました。

どのような人にも尊厳があり

生きているだけで十分に凄いことだと思え、

どんな人のことも、どんな出来事にも、

「許せない」ということが

ほとんどなくなりました。

苦しみから生まれた優しい思いは、

私という人間をとても寛大にしてくれ、

より平穏な心で

日々が過ごせるようになりました。

天使がこの世に降り立てば

金澤泰子さん著

許せないということ

金澤泰子さんはご自身も書道家であり、

書道家金澤翔子さんのお母様です。

ダウン症の翔子さんのことで、

悩み、苦しまれた、

ご自身のことを振り返って、

書かれたものです。

文章の中には、

どんな人のことも、どんな出来事も

「許せない」ということが、

ほとんどなくなりました。とありますが、

逆に考えてみると、多くの人は、

どんな人のことも、どんな出来事も、

「許せない」から苦しいわけですねー。

許せない原因

許せないのは何が原因なのでしょうか?

相手でしょうか?

それとも環境でしょうか?

こだまでしょうか、

いいえ、誰でも。

というのは、金子みすゞさんの、

「こだまでしょうか」の最後ですが、

そんなことはさておき、

「相手や環境が許せない原因なんだぜー」

と、仮定してみると、

ある人に対して、すべての人が、

「あいつ、許せねー」と、

思わなければいけませんし、

すべての人がその環境に対して、

「あの環境は、ダメっす」

と、思わなければいけません。

「蓼食う虫も好き好き」という

ことわざもありますが、

まあ、それと同じことで、

100%の人がダメでした(当社比)

みたいなことは、ないですよねー。

ようするに、許せない原因は、

相手や環境ではなく、それぞれ心の中にある

ということになるわけです。

己を整える

それぞれの心の中にある原因って、結局、

「○○がいいなー」という感じの、

思いや願望のことです。

そして、その願望が思うようになれば、

「嬉しいー!」となり、

思うようにならなければ、

「つ、つらいっす・・・。」となる。

たったこれだけです。

てことは「○○がいいなー」

という、願望や思いを何とかすれば、

苦が減っていくということですねー。

どういうことかというと、

「のど渇いたしー、紅茶が飲みたい」

と思って、紅茶が飲めればOkですが、

飲めなければつらいわけです。

そのつらさを、

いとうあさこさん風に表現すると、

「あさくらみなみ39歳、最近イライラする」

という感じですねー。

(なにが?)

てことは、紅茶だけにこだわらず、

コーヒーも追加することで、

「つ、つらいっす」と思う確率は減り、

「水分補給できれば、なんでも」

と、こだわらないようにすれば、

「つらくなーい」という確率は高くなる。

ま、ようするに、

「結局、自分側の問題だったじゃん」

ということになるわけですねー。

金澤さんも同じですが、

己の苦しみの原因は、

ダウン症の翔子さんではなく、

ダウン症だとダメだ、私の思い通りではない。

と、考えるご自身にあったのだと、

気づかれたということです。

とかなんとか、

偉そうに書いておる拙者ですが・・

「あー、○○ならよかったのに」

という、言葉が大好きで、

苦の原因を己以外の責任にしてしまう、

愚かな人間のひとりであるわけで、

ま、ようするに、

「拙者39歳、最近イライラする!」

ということなのでござるよ。

(年齢詐称)