人間はいかに生きるべきかを、教えるために死にました。

イエスは、

「人間を救う」ために死んだのではなく、

「人間はいかに生きるべきか」を

教えるために死にました。

実践、

つまり実際に物事を行動に移すことこそ、

イエスが人類に残したものです。

イエスは、裁判官や警察官、

イエスを訴えた人たちの非難や

あざけり笑いに対して、

反抗したり、権利を主張したり、

自分の身を守ったりしませんでした。

それどころか、彼らをそそのかしました。

そしてイエスは、

自分に危害を加える者たちに

反抗するどころか、彼らを愛したのです。

私たちはやっと、

過去十九回もの世紀が誤解してきた

この問題を、

理解できるようになってきたのです。

つまり、「神聖なウソ」に

戦いを挑む誠実さを身に付けたわけです。

でも、

世間の人たちはまるでダメですね。

人々は恥知らずにも、自分の欲望、

自分の利益だけを

「神聖なウソ」のうちに求めてきました。

いつの時代でもそうです。

そしてイエスと正反対の教えを持つ

教会を作っていったのです。

世界を理解する手がかりは

キリスト教にあります。

人類は「教会」の名のもとに、

イエスがもっとも嫌っていたものを、

神聖であると語ってきました。

これほど世界で大掛かりな皮肉を

わたしは知りません。

キリスト教は邪教です! 現代語版「アンチクリスト」

F・W・ニーチェ 適菜収さん訳

キリスト教

ニーチェが、

「キリスト教、絶対殺すマン」

だったということは、

この本を読めばよくわかりますが、

教会を認めなくとも、

「人間はいかに生きるべきか」を実践した、

イエス様は偉大だと説いております。

それについては、拙者も賛成ですねー。

自分の欲望、自分の利益だけを

「神聖なウソ」のうちに求めてきた。

と、文中にはありますが、

なにも、キリスト教だけではありませんが、

例えば、己の生活を守るために、

ウソをつく宗教の指導者がいれば、

それに従う人たちは、教えに従うのではなく、

その指導者の欲望に従うことになります。

もはやこうなると、

教えを利用して欲望を満たすわけですから、

方便やウソなどというものではなく、

恐ろしいことだと思うのです。

イエスさま

人間はいかに生きるべきか?

それは行動することだと文中にありますが、

生きるということは言うまでもなく、

行動することです。

行動の前には思考があります。

水を飲みたい→水を飲もうというように、

多くは考えて行動するものです。

そのように考えると、行動とは、

己の考えていることが表に現れたもの。

ということは、陳腐な行動の裏には、

陳腐な思考があって、

偉大な行動の裏には、

高尚な精神があるということです。

イエス様は、非難やあざけりなどから、

己の身を守ったりしないどころか、

かえって、それをあおり、

自分に危害を加える者たちを愛した。

とありますが、このような行動は、

例えば、

「ここを耐えれば、栄光が待っている」

と、考え、計算したうえであっても、

イエスさまのように死んでしまえば、

そもそも欲望を満たすことなどできませんから、

やり続けることが難しいことぐらい、

誰にでもわかるものです。

こういった行動は、

確固として揺らがず、強く崇高な精神があって

はじめて可能になる行動ですねー。

態度で示す

口先やネットなどでは、

割と簡単に、何でもいえるものですが、

「行動の裏には思考がある」

と考えてみると、

「行動はウソをつけないものかもねー。」

ということが見えてきます。

多くの場合は「考えただけで終わり」

かもしれませんが、

行動するということは、

「考えて行動した」ということで、

それより一段高い。

誰がつくったかは不明のようですが

「薩摩の教え 男の順番」

というものがあります。

一、何かに挑戦し、成功した人

二、何かに挑戦し、失敗した人

三、自分では挑戦していないが、挑戦する人を手助けした人

四、何もしない人

五、何もしないが、他人の批判だけをする人

ということのようです。

ようするに、行動の実践とは、

よい行動、よくない行動にかぎらず

「思考し実践した」ということであり、

たとえ失敗したとしても、

考えただけよりは一枚上。

よくない行動は衝動的にできても、

よい行動は精神の鍛錬という、

積み重ねから始めなければなりませんから

簡単な順番に並べてみると、

考えただけ→よくない行動→よい行動

という順番になるのではないでしょうか?

拙者も日々、精進して、

イエス様のように、

非難やあざけりをされても、

反抗したり身を守ることなく、

相手を愛せるように、

少しずつ近づいていきたい。

と思っておりますが・・・、

誰ですかー?

むーりーむーりー、と笑ったのは?

(正解! 泣)